2018-01-01から1年間の記事一覧
夏に薄手のブランケットにくるまって肌と肌をくっつけて眠るのが好きだから、今年もこの季節が来てしまったかと憂鬱になる。 生活を徒歩圏内で完結させたいという気持ちと、どこかへ行ってしまいたいという気持ちが交互にやってきて、最終的に自分はなにもし…
大好きな人がパンツを見たがるから、お尻がレースで透けてるやつかTバックしか履かなくなった。 胸だってぜんぜんないのに精一杯寄せてみたりして、ブラジャーの中で窮屈そうだ。 肩出しのニットを着るし、ちょっとくらい寒くたって生脚でいるし、去年着て…
「プライドだけじゃご飯は食べられない」 珍しくお喋りだったから、ずっと隣で話を聞いていた。私は6割くらいしかこの人の話を理解できないが、それは彼も分かっているだろう。 お前は頑張っている方だと思うよ、と褒めたりするのは調教みたいで、可笑しかっ…
大阪に行った。 「美味しいものいっぱい食べておなか疲れてるでしょう」 寝起きで作ってくれたあんかけそうめんにはオクラと豚肉が入っていて、梅干しの酸味がちょうどよかった。アクを掬う指がきれいだと思った。 夜行バスで12時間かけて会いに行ったその人…
冬は寒いからあんまり好きじゃなくて、だから夏が好きで、日が暮れるのが早くなってきた最近は毎日悲しい。 最後の夏休み、なんて全然思わないけど、だって仕事だってなんだって嫌なら辞めたらいいんだから、けど、私はもうこの場所で暮らすことはないのだろ…
愛が歪まないように必死だ。 好きな気持ちっていうのは、度がすぎると時に相手を苦しめる。 メンヘラってよく聞くけど、そういうことでしょう。 甘えるのと我儘の境界線が私にとっては難しい。 「店長があの子のこと褒めるから嫉妬しちゃったの」 こんな自分…
我儘で扱い難い新人の女の話ばかりをするから、「そんなに気になりますか?」って聞いてしまった。 気になるって言うから、「私のことも、もっと気にしてください」って言ったら、「お前も問題児じゃねーか」って苦笑いされた。 ハチクロで、「バレてる片想…
実家で扇風機の風に当たりながらごろごろして、ふと本棚を見ると、たった今電子書籍で読んでいた漫画がそこにあった。 やっぱり血繋がってんだなあと思う。 ゼミの中でだれよりも就職決まるの遅くて、てかまだ決まってなくて、だめだなあって思うこともある…
お別れの季節のことを考えてしまう。 できることならずっとそばにいたいけど、もっともっと良い女の子になってゆくところを見ていて欲しい。 きっと、出会えてよかったって思わせるから。 ノースリーブ着て街を歩けるようになったよ。リストカットの痕があっ…
10センチのヒールを履いた。 「私、身長低いのコンプレックスなんです」って言って、ぺたんこ靴履いてる身長145センチの女の子にムカついたから。 いつだって私がいちばんがよくて、でもそのためにはいろんな努力が必要だった。 そんな器じゃないけど、私だ…
約束じゃなくて誓いのようだった。 言葉にしたことは、信じつづけたことは、いつだって叶ってきた。 「果たせたら死んでもいい気がする」と言ったら、「それならいらない」と返された。 「私にはなにもないから」と泣いたら、「それは俺に対して失礼だよ」と…
ビバラポップ!というフェスに行った。 今の私に必要なエネルギーみたいなものが詰まった空間だった。 アイドルを見てるひとの眼差しが大好きで、笑ってしまった。 普段は悔しかったり悲しかったり威張ったりいじけたり、色々、ほんとに色々あると思うけど、…
3月もそろそろ終わり。 就活解禁って言われてもピンとこなくて、ぼちぼち説明会に行ったりはしているけれど。 私はやっぱり接客が好きだから、昼と夜掛け持ちでするのも良いかなと思っている。私は欲張りなんだ。 そして、誕生日があって、21歳になった。 今…
スズキレイジさんという方に写真を撮っていただいた。 レイジさんは、緊縛写真作家。縛られた女の子の写真を撮る人。 もうすぐ21歳になるから、その前に「今の私」を残したかった。折角だから綺麗な写真が欲しいと思った。 縛られるのは初めてだった。 ずっ…
変わろうと思って変われるなら、もうとっくに私は想像のむこうへ行けているはずなのだった。 また感情がぐちゃぐちゃになって、好きな人にあたってしまった。 やさしくやさしくしたいのに、こんなにやさしくやさしくしてくれるのに。 休めって言われたけど、…
1月も半分過ぎた。 冬休みは1週間くらい実家に帰れて嬉しかった。お母さんもお父さんもお兄ちゃんも妹も、ちゃんと生きていた。 チーズタッカルビをみんなで食べた。お家で。家族5人で食卓を囲むなんてどれくらいぶりだろう。両親の仲があまり良くないから、…