5月 ① 必然のように別れて
ゴールデンウィーク。ずっと友達と過ごした。うどんを手作りしたり、スパゲッティをたくさん茹でて色んな味付けをしてみたり、酸辣湯麺を食べに行ったりした。バーベキューでマシュマロも焼いた。食べてばっかり。久しぶりに朝まで遊んで、たのしかった。
私は、ひとりでいる時間も、誰かと過ごす時間も、どっちも好き。
そういうことが多い。どちらかを選べない。
遠くで社会人をしている大好きな先輩が来てくれて、少しだけお話しできた。白黒はっきりつけなくていいんだよ、若いんだからすぐ決める必要なんてないし、味見だっていいじゃないかって言ってくれた。大人っぽくなったって褒められて嬉しかった。どこかの歯車が違えば、この人のことを好きになっていただろうなと思った。
今日は夕方に強い雨が降って、しばらくして止んだ。落ちかけの太陽に照らされて、草も花もぴかぴかしていた。たんぽぽの綿毛が生えていて、春が過ぎようとしていることに気がついた。
写真なんて昔はだいっきらいだったけれど、今はちゃんと写れる。