博物館

ファーストキスは17歳。

2月 ⑧ 友だちに貸してたおやすみプンプン

大好きな写真家さんの個展に行った。今までウェブで見ていた写真が目の前にくるとおだやかなのに動けなくさせるような何かがあった。
個展のなかで一枚の写真がすごく好きになって、それだけをずっと見ていた。私は気に入ったものなら何時間でも見られてしまうから、すこし変に思われてしまったかもしれない。高速バスの窓を通して見る光の反射や地面の雪。きれいだった。似たような景色を私は一昨日明け方の夜行バスのなかから見ていて、そうして誰かと私の間に同じような感覚が流れていることがすごく嬉しかった。
こういう気持ちを話せる自信がなくて手紙を書いてきたけれど、それもあんまり上手に書けなかったような気がする。今打っているブログがいちばんうまく表現できていると思う。焦らずに、落ち着いてツイッターに感想を送れば良かった。でも、今言わなきゃ一生言えないって思っていた。
帰り際、目がきれいですねと言ってもらえて、その意味を考えている。意味なんてないのかもしれないけれど。