1月 ① 短い命なるべくふたりで長く過ごしたいんだ
新卒で入った会社を辞めることにした。頑張ろうと思ったけど無理だった。人間、無理なこともある。
私を光のほうに導いてくれたのが夜の仕事っていう皮肉みたいな出来事。決断してしまえば、事はトントン拍子に進むものだ。明後日は新しい家を見に行く。
恋人。美味しそうだからって言って自販機の中から選んで買ってきてくれたのがカルピスだったのが嬉しかった。目覚めたときの変な夢の報告が好きだった。綱渡りのような毎日だったけれど、きみと出会ってからどこか安心した気持ちで歩いていけると言ってくれた。
好きな音楽を聴いて、美味しいごはんを食べて、流行りのアニメを見て、ふたりでまた寝っ転がってどうぶつの森したいね。
しあわせな日々が続いていくように、地面を踏み締める。
二階から飛び降りようとして柵を跨いだとき、ほんとうに怖くて、泣いてしまった。まだ生きていけると、そう思った。
最近見た映画。よかったです。