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真夜中

ファーストキスは17歳。

12月 ②

駅前できみが言った、本当に学校に行っているんだねという言葉を頭の中で繰り返している。制服、着ていなかったのに。そういえばきみは教科書が入った私の鞄を見て必ず、重そうでかわいそうにと言うね。こうやって書くと、私の心のことまで言われているみたいに思えてくる。

きみに理性のスイッチがあることには安心するというより淋しさしか感じない。正しいことばかりしているのを窮屈と思うのは私が若いせいなんだって。でも、きみも少し退屈していたから私と待ち合わせをしたんでしょ。
会いたいとメールするのは電話するのは簡単だけれど、そんなつまらない女にはなりたくないな。