博物館

ファーストキスは17歳。

2月 ⑤ 国道とばさないでいてね

少し前まで好きだった男の子と、バイト先から一緒に帰った。地獄かと思った。十分間。 ふたりでオリオン座を見に行ったのに。ふたりで深夜までたくさんお話ししたのに。ちゅーもしたのに。私の手を握ってコートのポケットに入れてくれたのに。ふたりで食べた…

2月 ④ ファーストキスは17歳

「若さは才能ではないから、取り柄なんて何も持たない私に優しくしてくれて嬉しかった。」 この文章を書いたとき、私は17歳だった。あの頃の私は、ばかでかわいい。過去のブログを読み返すと、そんなことで悩んでいるの?と思ったりもする。きっと、今悩んで…

2月 ③ うそじゃないよ

私のすきな先生は、学科の大体の人に嫌われている、というか面倒くさがられている。4月から先生の研究室に入れてもらえることになって、面談で先生と沢山お話が出来て、私はとても嬉しかった。だから、先生のとこ入って大丈夫なの?という友人からの質問には…

2月 ② stay gold

パパとちゃんと話をしたことがない。元気か?とかSMAP解散しちゃったなあとかそういう話はされるけれど、なにが好きか将来どうなりたいかとかそういう話はしたことがない。 私が中学校に行かなくなった時、パパはお母さんに向かってお前のせいだろと怒鳴った…

2月 ①

早く春にならないかな〜と思う。なんかキラキラした夜景とか星空とか見たいなあ。観覧車にも乗りたいなあ。 地元の子のインスタグラムとか見てると、胸がちかちかする。私は、毎日、ひじきや大根を煮たりうどんを茹でたりして生きている。朝あわてて燃えるご…

1月 ① 星うらない

東京に帰ってきています。人混みがやはり好きだ。私がむかし座っていた椅子には妹の教材が積み上がっていた。 今日はとても素敵な洋服を買いました。子供と大人のあいだにあるような服。可愛いと変わってるのあいだにあるような服。久しぶりに心が動いた気が…

12月 ① きみの才能が欲しかった超好きだったのになあ

今日も大学に行く。歩いて20分。写真を撮る。昨日の景色と似ているけれど、少しちがう。前を向いて歩く。 体重が減った。あんなにダイエットしても減らなかったのに。ごはん、一人で食べても美味しくない。生きるために食べている。 私のしたいことってなに…

11月 ② あたらしい人生をつくるの

学校行ったら避けられるし、急に冷たくとかはしないからって嘘じゃん。嘘つき。私のほうが嘘つきだけど。避けてるのも私だけど。 気晴らしに丘に行って写真でも撮ろうかと思ったけれど、今日もなんにもできなかった。お昼ご飯も喉を通らず、鶏うどんの鶏とほ…

11月 ① 映画もいいよね漫画もいいよね

毎日家で烏龍茶を飲んでいる。一人暮らしを始める時にお父さんがくれたサーモスのポットは、長いことお茶を温かいままにしてくれる。烏龍茶の味はたぶん薄いと思うのだけれど、一人で飲むこの味しか最近はしらない。 金曜日、付き合って1週間と少しだった好…

3月 ① 永遠ってどこ

大森靖子ちゃんの新しいアルバムの初回限定版を買った。エッセイがついていたから、急き立てられるように読んだ。せいこちゃんのありとあらゆる感情が詰め込まれた宝箱みたいだった。大きい宝石もあれば、小さい宝石もある。一等に輝いているものもあれば、…

2月 ① さむいね

ちょっと高いチョコレートわたしてもなんも変わらないし、でもでもでもでも、昨日の夜はいつもより優しくされながらねむった大森靖子ちゃんのあたらしい曲がとても良くて、バイトの休憩、タバコなんか吸わないのに喫煙所で延々とループしてる

12月 ① 2015ねん

今年は去年よりもたくさんの人に出会えて、人と遊ぶことの楽しさをおぼえた。朝までゲームしたり、お話ししたり。一人暮らしのさみしさはもうない。離れて分かったこと、東京はなんだか変なにおいがする。街のにおいなのか、人のにおいなのか。がやがやとし…

11月 ① 愛してるをぜんぶあげるよ

毎日色々なことが起こる。私は自分と私の周りの好きな人たちのことだけをばかみたいに考えていようって思う。これが、日本に生まれた私の幸せ。平和の表現。にせものかもしれないけれど。今日も好きな人に抱きしめられて眠るよ。

10月 ② ばら色の日々よ

こんな風にずうっと一緒にいていいのかしらって不安に思うのはとてもとても勿体無いことだから、私は私を頑張りたい。例えば、本を読むこと、丁寧に時間をかけて課題を仕上げること、学校が主催するイベントに参加すること。ちゃんとクラスメートとコミュニ…

10月 ① 連れていってあげるから

穏やかな毎日。学校に行って、好きな人と遊んで、また学校に行く。この繰り返し。好きな人の前だとすぐ泣いてしまう。いま、いちばん、失いたくない人。批判とか否定、悪口っぽい言葉にはどうしても良くない方向に影響されてしまうから、しばらくポジティブ…

9月 ② ハイミルク

真冬のバイト帰りに池袋のタワーレコードで大森靖子ちゃんの絶対少女を買ったことをよく覚えている。マフラーをぐるぐるまきにして、ネイビーのダッフルを着て。秋通り越してはやく冬が来て欲しい。寒いんだろうな。当たり前に雪降るんだろうな。ひとりで凍…

9月 ① 炎上しないで

パクリとかあいつが嫌いだとか誰が誰とキスしただとか、ぜんぶうるせーって思う。好きな人に好かれたいってだけでいっぱいの私は前しか見てない。やっぱり健康的で美しい女の子には勝てないけれど、私の面倒くささをかわいがってほしい。頑張るから。 大好き…

8月 ① ミッドナイト

はじめてセックスをした。ほんとうは、こういうのはブログに書いたりするものではないのかもしれないけれど、頭のなかだけで整理を付けられるかどうか不安だから書く。 はじめてがうまくできなくって、気まずくなって別れを告げられてからちょうど1年が経つ…

7月 ① 東京のそら

あっという間に夏。ベランダのむこうで虫が鳴いている。夏休みまであと何日?って数えてレポートと戦う毎日。バイトは辞めちゃった。あんまりよくない辞め方だから、先輩と学校で会ったらいやだな。サークルの先輩もその人と仲良しだし。まだ愛とか恋とか寂…

6月 ② 悶々

色々な問題がからだのなかでごちゃ混ぜになっている、と思う。こんなに人恋しいのに、こんなに男の人が好きなのにどうして私はセックスができないのか。お腹が空いているわけでもないのにきもちわるくなるまでたべてしまう。高校時代のやり直しのような日々…

6月 ① なみだをかえして

美術の勉強をするようになってから、私も気持ちや考えをかたちにする方法を持ちたいってずっと考えてる。毎日心が頭がいっぱいいっぱいになって、こわいもいたいもさみしいもうれしいもかなしいもいとしいも全部涙になってしまう。だからそれを他のなにかで…

5月 ③ ヤングアンドビューティフル

ゆめみたいにキラキラしていた日々が終わって、現実に戻ってきた。この数週間は寂しがりやの私へ神さまがくれたプレゼントなんだって思うことにする。もう終わりだよって言った彼に大泣きしてやだやだって駄々こねて抱きついたのはダサくてダサくて人間っぽ…

5月 ② あなたではないよ

帰り際、ケイスケカンダのブラウスのホックをとめてくれたのが嬉しかった。とめようか?って言ってくれたのが嬉しかった。引っ越して1ヶ月が経って、誰かと話したり眠ったりして、私のからだは新しい町に馴染んできた。もう、色々なことが整ったような感じが…

5月 ① 劣等感

どうして?の数が足りない。だらだらと生きてきてしまった証拠だ。大学に入って、作りたいもの研究したいものが明確な人たちを見たらお腹の下あたりが冷たくなった。私にはなにもないなあと思った。なにがしたいかも分からずに来ちゃった。はやく見つけなき…

4月 ⑤ 午前7時半

薄くて軽いんだよって言われた。生き方について。まるで自分に言い聞かせているみたいだった。ふたり分のハンバーグを作る。ふたり分のプリンを作る。ふたり分のマグカップ。ふたり分のタオルケット。はじまりは間違えたけれど、たのしく生きたい。私は1限に…

4月 ④ 夏に似ている

寝息と冷蔵庫の唸る音を聞きながら書いている。私は私が見たことのない景色を知っている人がすきだと思う。私のしらない触り方をして、私のしらないことを話して、私のしらないとこへ連れて行ってほしい。与えられるだけじゃしんどくなるから早く何者かにな…

4月 ② もう渋谷駅を思いだせない

気持ちを中途半端に置いてきたからもやもやする。LINEのトーク画面を開いて、ながめて、すぐ閉じる。さみしいなんて連絡するのすげーダサいっておもう。まだ1週間も経っていない。たまに鳴る冷蔵庫の音に体が冷えそうになる。実際、こっちはちょっと寒い。み…

4月 ① 星だらけ

全然知らない町を自転車で走った。坂がたくさんあるところは私の地元に似ている。前はそのてっぺんに住んでいたけれど、今はその中間くらい。行きは下って帰りは上っていたけれど、その逆になる。迷子にもなる。でも少しずつ慣れて、この場所で4年間頑張って…

3月 ⑧ 前夜

東京っぽい男の子と手を振ったあと、振り返ってさみしくなって追いかけた。ぎゅーしてくださいって言ったらコンマ数秒で抱きしめられて嬉しかった。だれかに大事にされるのがあんなにあったかいなんて。精一杯の素直さ。屋根裏の物がどんどん減っていって、…

3月 ⑦ 瞬き

高校を卒業した。卒業証書授与の間鳴り止まない拍手がこの学校のすべてを表現していたように思う。たのしく学校に通える人ばかりではない。毎日健やかに過ごせる人ばかりではない。学校に行けなかったり、天涯孤独だったり、自分の性別が許せなかったり、こ…